前へ
次へ

医療制度の崩壊を防ぐために学ぶ

今の日本では、年間で40兆円近い医療費がかかっています。社会保障費と合わせて、100兆円近い費用がかかっており、高齢化のなか、ますます膨らんでいます。生活保護を受けていても、保険診療と同様の医療が受けられますし、救急車を呼べば、無料で高度医療が受けられる救急病院まで運んでくれるのが当たり前です。これが、米国であれば、数万円から数十万円はとられます。しかし、世界一親切な最高の日本の医療システムも、どこかで医療費を削減していかなければ、このシステムを保っていくことはできません。また、限られた医療資源を上手に使わなければ、壊れてしまいます。日本の医療の未来には、二つの選択肢があり、国民皆保険制度を何とか維持していくか、制度が崩壊し、アメリカ型の医療格差をうけいれることになるかです。もし、平等な医療を守りたいと思うのなら、限りある資源を無駄に使わないよう病院の使い方をよく勉強することが大事になります。

Page Top